インターネットトレンドウォッチング
情報商材の宣伝にみる「ストーリー」という手法。
ここ1~2年、情報商材の販売が流行している。さまざまな商材があるようだが、ネットでの金儲けの方法に関するものがひとつのジャンルをなしている。その商材を読んで、ひと儲けを狙う人びとが、限度を越えてブログや掲示板に宣伝の投稿をしまくるので、ひんしゅくを買うこともあるようだ。
金儲けの情報商材の宣伝文を見ると、奇妙に特徴がある。一般のホームページはA4の紙1ページ程度にまとめられているが、情報商材のホームページはタテにめちゃくちゃに長い。そして、その長さを使ってストーリー展開する。
そのストーリーには典型的なパターンがある。私はダメ人間で挫折ばかりの人生だったけれども、あるとき、このコツにたまたま気づいたら、あっという間にお金持ちになった。いまでは豪華なリゾートライフも楽しめる余裕の生活を満喫できるようになったと、いうのが典型的なパターンである。
私は広告業界出身なので、とくに思うのだが、こうした長いストーリーを語り、相手に説得することは広告がやらなかった手法である。広告ではCMなど15秒で印象づけることを宿命づけられてきたため、パッとみたときの瞬間的な伝達力が徹底的に開発されてきた。そうした広告業界の常識からすると、長いストーリーは広告の裏をついた手法といえ、意表を付かれたような気持ちになった。
ところで、このストーリーというのに私は興味がある。ダメ人間が再生するという物語は、かつてベストセラーになった弁護士の大平さんの本やタレントの飯島愛さんの本などでも展開されているもので、普遍性をもって現代人の心をとらえるようだ。それをCMがやらなかった長々と読ませるアプローチで訴求し、金儲けに成功している。興味はつきないが、つづきはまた今度。
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時給800円のフリーターが207日で1億2047万円稼いだいちばん簡単な方法 (East Press Business) 菅野 一勢 イースト・プレス 2007-09-13 |
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